インビザライン広告事業部責任者の迫間です。
前回の投稿の続きです。
前回の投稿はこちら↓
前回は、Google広告のメリットとデメリットをご紹介させていただきましたが、今回は、インスタグラム広告のメリットをご紹介させていただければと思います。
まず、インスタグラム広告のメリットは
- インパクトのある画像で訴求できる
- 検索しなかった人にも届く
- AIが優秀
だと思っております。
1つずつ解説していきます。
インパクトのある「画像」で訴求できる
ということですが、インスタグラム広告の一番重要な要素が「広告に使用する画像や動画」になります。
広告で使う画像のことをクリエイティブと呼んだりしますが、この画像の良し悪しで、クリック単価が決まってきます。
というのも、インスタグラム広告は、基本的にクリック単価制ではなく、インプレッション単価制という広告制度で、「広告がユーザーに表示」される毎に費用がかかってきます。
Google広告は「表示→クリック」で費用がかかってくるのですが、インスタグラム広告は「表示」のみで費用がかかってきます。
Google広告の説明でも触れましたが、この費用がかかる「制度の違い」が大きな違いの一つです。
例えば、画像があまりクリックされず、100回表示されて、1回のみクリックされるところを、画像を改善して100回表示されて、2回クリックされるようになると
単純に広告効果は2倍になります。
この広告効果を高めるために画像の効果テストをしていくことがインスタグラム広告では大事になります。
次に
検索しなかった人にも届く
ということですが、
インスタグラム広告がどのように届くかご存知でしょうか?
インスタグラムを使ったことがあれば、広告を見たことがあると思うのですが、投稿を見ていたり、ストーリーを見ているときに「勝手に」流れてきます。検索した訳でもないのに、ちょっと自分が興味を持ちそうな広告が「勝手に」流れてきます。
これはメリットにもデメリットにもなりまして、メリットとしては、「検索はしていなかったけど、頭の中で〇〇したいと思っていた」くらいの欲求のユーザーにも広告を届けることができることです。
デメリットとしては、検索するほど欲求度の高いユーザーではないので、興味を持ってクリックはするけど、「今すぐ」なんとかしたいとは思っていないこともあるということです。
ただ、この広告の特性上、リマーケティング広告には効果が大きいと考えていまして、一度サイトを見たけど、「今じゃない」と思って離脱したユーザーをずーっと追いかけて広告を出すことができます。
ある程度、自社のサイトにユーザーが集まってきたら、リマーケティング広告も試してみてください。
次に
AIが優秀
ということですが、
インスタグラム広告は、Facebook(meta)が運営しているので、Facebookに蓄積されているデータを活用することができます。そのため、「Aという商品を購入したユーザーと属性が近いユーザー」というのを、AIが見つけ出して、属性が近いユーザーにのみ広告を表示する「類似オーディエンス広告」という広告の出し方もできたりします。この類似オーディエンスというのはインスタグラム広告の特徴であり、Google広告には無い機能で、かつ効果が高い広告手法とされているので、こちらの活用も今後行っていきたいと思っております。
また細かい話にはなりますが、
- フリークエンシーの重要性
- AIでの学習と、ターゲティング設定掛け合わせが大事
- ページスピードを改善することで広告の成果が改善する
もお話していきます。
フリークエンシーの重要性
フリークエンシーとは、「広告を同じ人が何回見たか」です。
フリークエンシーが2であれば、広告を同じ人が2回見たということになります。
フリークエンシー4回、5回となってくると、そのターゲット規模に対して、予算をかけすぎているということになります。
フリークエンシーの指標は予算と、ターゲット規模を最適化するのに使うのがいいとご教示いただきました。
AIでの学習と、ターゲティング設定の掛け合わせが大事
インスタ広告は、AIでの学習の設定の種類と、ターゲティング設定の種類をそれぞれ設定することができます。
例えば、AIでの学習パターンがA,B,Cとあり、ターゲティング設定パターンがA,B,Cがあるとすると
全部で、9通りの設定パターンがあります。
インスタグラム広告で最も重要な指標は、「広告画像」にはなりますが、この広告画像である程度良いクリック率が取れましたら、その次の段階として、このパターンをテストするのが広告最適化の近道になるのではないかと思っております。
ページ表示スピードを改善することで広告の成果が改善する
商品ページが表示されるまでの導線は
広告が表示される
↓
広告をクリックする
↓
商品ページが表示される
という順番になります。
この
広告をクリックする
↓
商品ページが表示される
この間の時間を「ページ表示スピード」と呼んでいるのですが、もし商品ページが重く、ページの表示に3~4秒かかってしまうと、ユーザーはページが表示される前にページを閉じてしまいます。
ですので、この「ページ表示スピード」に問題がある場合、ここの改善をするだけでも広告の成果は改善します。
また、このページ表示スピードに関しては、すべての広告で共通で改善するので、表示が遅い場合は早急に改善が必要かと思います。
今回の記事は以上です。ありがとうございました。